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恩送り
2006-10-14 Sat 01:09
お世話になった人がいます。


大学に入学した頃、心理学なんかに興味をもてなかった。
そんな自分が、人を援助し、人の役に立ちたいと思っている。
全ては、あの人に、お世話になったその恩を返していきたいと感じたから。
その人に直接返すことができなくても、あのときの自分と同じように、
困難のなかにいる人に返していけたら、今はそう思っています。


僕が高校を卒業した5年前、大学受験のために札幌で浪人しました。
初めての札幌での一人暮らし。
その時住んだ家は、3畳半の下宿でした。

壁の向こうからは、音楽を聴く爆音。
朝の目覚ましの音。携帯電話の着信音。
お笑い番組を観る隣人の笑い声。
隣人が僕の部屋の物音に耳をそばだてるときに、肌が壁にかする音。
どこかで壁を殴る音。


そんな環境ではもちろん、勉強などはかどらない。
自分の家なのに、どこにも安心感はなかった。
僕は昼間は予備校に行ってはいたものの、
家で勉強をすることができず、
平日はファストフード店で勉強をする毎日。

週末にススキノで、具合が悪くなるまで飲んで、
路上で寝ているようなことも何度となくありました。


浪人という心理的な切迫感のなかで、
僕は次第に下宿にいられなくなりました。
それは、自分からの逃避だった。
自分の弱さに他ならなかった。


家に帰るのは、夜12時頃。寝るだけのため。
部屋に帰っても、何かに怯えながら、耳栓をして寝ていた。
もはや、自分の居場所はどこにあるのか、全くわからなかった。

そんな居場所のなかった僕に、温かくしてくれた人がいる。
その方は、その時住んでいた下宿の管理人ご夫妻でした。


1階の食堂を夜遅くまで使わせてくれたり、
夜食の差し入れをしてくれたり、
時には日帰り旅行にまで連れて行ってくれました。


僕はただの一下宿人に過ぎません。
そんな心身ともに弱った僕に手を差しのべてくれたご夫婦。
本当に管理人さんご夫妻の優しさが嬉しかった。


結局僕は、受験期までその下宿にいることが出来ませんでした。
12月ごろに実家に戻り、そこで受験勉強を続けました。


今でも札幌に住んでいるご夫妻は、
「親だと思って、いつでもおいで。」
と嬉しい言葉をかけてくれます。


大学で臨床心理学を学ぶことになった僕。
僕は今までこういう人に支えられて生きてきたんだな
と改めて捉え直すことができました。
そして、そんな僕を支えてきてくれた人たちのお陰で、
今の僕があります。


これまで支えてきてくれた人たちにお返しがしたい。
その人に直接返すことが出来なくても、
これから出会うであろう人たちに何かの形でお返しができれば。
そういう思いで、僕は心理臨床家を目指しています。

今日は長々とすみません。読んでくれてありがとうございます。

2006-1014-0201.jpg

今日は自分お疲れ様会ということで、友人からいただいたワインを一人飲んでいます。
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